文書のタイトルは、読み手が最初に目に入れる箇所です。
チラシやポスターなら、タイトルでどれだけ目を引かせるかが勝負になります。

目立たせたいなら、文字をハデな色にすればいいんじゃないの?

ワードアート使えばどうでしょう。
あれなら目立ちませんか?

チラシによっては派手な色は使えん。
ワードアートも見た目がくどくて合わないときがほとんどじゃ。
実はタイトルを目立たせるためのテクニックがあるんじゃよ!
本記事では、初心者向けにWordでタイトルをグッと目立たせるテクニックを解説します。
どのテクニックもすぐに活用できるものばかりです。
ぜひ参考にしてみてください!
タイトルは大きくする
まず、タイトルは大きくして目立たせましょう。
チラシ制作に慣れていないと、タイトルが小さくなりがちですので注意してください。
具体例
文字の大きさで、どれぐらい見た目が違うかを図で比較します。
どちらのほうが目を引くか、見比べてみてください。
(下図は、食材宅配のチラシをイメージしたサンプルです)
まずは、タイトルが小さいパターンです↓
今度は、タイトルを大きくしたパターンです↓
当然、文字の大きいほうが目を引くはずです。
単純ですが、この効果は非常に大きいです。
より文字を大きくするには
文字数が多い場合、タイトルを2行に折り返すことで文字を大きくできます。
先ほどの比較画像がそうです。
前者のほうはタイトルが1行になっていて、
後者のほうはタイトルが折り返されて2行になっています。
他の箇所を小さくする
続いて、目立たせたい箇所以外の文字を小さくするテクニックです。
どういうことか?
先ほどのサンプルポスターを使って、具体的に見ていきます。
具体例
下図をご覧ください。少しわかりづらいかもしれませんが、
1段目の最後の「が、」と、
2段目の途中にある「を」の文字を小さくしています。
他の文字を小さくすることで、大きい文字の部分を目立たせているわけです。
タイトル以外でも活用できる
このテクニックは様々な場面で活用できます。
特に、価格などの単位が付く場面は必須です。
下図は、価格の単位である「円」の文字サイズを比較したものです。
まずは、単位の大きさがそのままの場合。↓
そして、こちらが単位を小さくしたものです↓
後者のほうが、数値が目立っているのがわかると思います。
単位を小さくすることで、数字の部分を強調するわけです。
これは価格以外でも使えます。
「4月1日」「30分」「50%」「10回」など。
単位を付ける箇所では、このテクニックを活用してみてください。
部分的に色を塗る
目立たせたい単語に色を塗って強調するテクニックです。
このテクニックは、タイトルが長い場合に効果的です。
下図は、先ほどのサンプルチラシで、文字の色を一部変えたものです。
こうして色を変えれば、読み手に大事な箇所を瞬時に伝えることができます。
また、文字にメリハリがつくので、目を引きやすくなる効果も得られます。
説明文でも同様に
これはタイトルだけでなく、文章でも使えます。
本サイトでも、文章の目立たせたい箇所に、緑や赤、黄色の蛍光ペンで色を塗っています。
また、色を塗ることで文章を飽きずに読ませられる利点もあります。
強調の度合いは目的に合わせる
本記事は、ここまで様々な強調方法を紹介しました。
しかし、強調の度合いは、チラシの目的にもよるので注意してください。
具体例
下図は例として、ブランド商品をイメージしたサンプルのポスターです。
「大きいタイトル」と「小さいタイトル」の各パターンを比較してみます。
まずは大きいタイトルのほうです↓
次に小さいタイトルのほうです↓
ぱっと見たところ、どちらも違和感はないかもしれません。
ただ、後者のほうは、タイトルを小さくして写真のほうを強調しています。
それにより、写真の世界観をより強く訴求できています。
高級ブランドのイメージであれば、後者のほうが適切なことが多いでしょう。
他の具体例
もう1つ、具体例を紹介しておきます。
例えば「売りつくしセール」というタイトル。
これもお店によって、適切な文字のサイズは変わってきます。
お店が激安の量販店であれば、文字は極端に大きくしてかまいません。
逆に、百貨店が行うセールであれば、文字の大きさは控えめにしたほうが良いです。
このように、単純に「とにかく強調して目立たせればよい!」というわけではありません。
チラシの目的や商品によって、加減を調整してください。
まとめ
本記事では、初心者向けにWordでタイトルをグッと目立たせるテクニックを解説しました。
まとめると次のとおりです。
- タイトルは大きくする
- 他の箇所を小さくする
- 部分的に色を塗る
- 強調の度合いは目的に合わせる
本記事では、基本のデザインに絞って解説しました。
もっと実践的な例として、タイトルのパターン集も紹介しています。
そちらも合わせて見てみれば、タイトルがさらに簡単に作れます!↓