本記事では、Wordで作成したチラシを印刷会社に注文する流れを解説します。
完成したら、あとは印刷会社に発注するだけだよね？
最後にチェックしてからのほうがよいぞ。
うっかりミスもあるからのう。
その他にもファイル形式に関する注意点があるので解説するぞい。
仕上がりを確認する
完成したチラシは、発注前にプリンタで印刷して確認しましょう。
印刷すると、細かいミスが見つかりやすくなります。
例えば、下図は左端にギリギリ文字が隠れています。
印刷すると、こうした細かいミスに気づけることが多々あります。
ぜひ印刷して確認してみてください。
印刷会社に発注するには？
確認後、印刷会社に発注する手順を解説します。
Wordファイルで入稿する際の注意点
大抵の印刷会社の場合。
Wordファイルでの入稿を受け付けていません。
理由は、Word文書のままだと、パソコンの環境によって表示が変わる恐れがあるためです。
どうすればよいか？
表示の違いが出ないようにするにはどうすればよいか？
それには、WordファイルをPDFという形式のファイルに変換します。
PDFのファイルは、自分側と相手側のパソコンで文書の表示が同じになる特徴があります。
PDFなら、ほとんどの印刷会社が入稿を受け付けています。
ＰＤＦに変換する手順
Wordの場合、ＰＤＦへの変換はとても簡単です。
下記の手順で行います。
１．Wordでチラシのファイルを開いた後、メニューの［ファイル］をクリックします。
２．［エクスポート］
→［PDF／XPS ドキュメントの作成］
→［PDF／XPS の作成］とたどってクリックします。
３．ファイルを保存する場所を指定（下図では［デスクトップ］）します。
［最適化］の項目では［標準（オンライン発行および印刷）］を選択し、最後に［発行］をクリックします。
４．これでPDFファイルが作成されます。
PDFファイルを開くと変換後の文書が表示されます。
変換結果に、おかしな箇所がないか確認しましょう。
変換がうまくいかなかった場合
WordのＰＤＦ変換機能は、実はそこまで高性能ではありません。
そのため、ＰＤＦ変換がうまくいかないケースがあります。
文字が崩れてしまったケース
下図は、うまくいかなかった例です。
３行目が崩れてしまっています。
変換する前↓
変換した後↓
これは、特にデザインを複雑にした場合に起こりやすくなります。
上図の３行目は、実は「文字の間隔」や「文字の幅」を細かく設定していました。
それをうまく変換できなかったようです。
大体は「文字が崩れる」という感じなんですかね？
文字以外にも様々なものがある。
例えば、「図形に影をつけていたのに、変換後には影が消えていた」などじゃ。
見た目の違いがわかりづらいこともあるから、拡大して変換結果をよく確認するとよいぞ。
画像が粗くなってしまったケース
Wordの機能でPDFに変換すると、画像が粗くなってしまうことがあります。
これは特に注意しましょう。
画質の粗さは微妙なため、気づかずに見落としてしまいやすいです。
もしも、その文書がパソコン内で見るだけの用途なら、少々画質が粗くても気にならないかもしれません。
ですが、チラシのように印刷して使う文書であれば要注意です。
画像が汚すぎないかどうか、実際に自分でも印刷してみて確認してください。
ＰＤＦ変換して問題があった場合
PDFに変換して、問題があったときはどうするか？
その場合は、PDF変換するためのソフトを使いましょう。
ソフトは無料で手に入れられます。
手順も難しくありませんから、ぜひ試してみてください。
下記の記事で詳しく解説しています。
印刷会社の紹介
印刷会社をどこにするか迷っているかもしれません。
そんな方のために、印刷会社を紹介しておきます。
どの会社も実績のある印刷会社ですので、好みで選んでもらってかまいません。
なお、各社の印刷価格は、時期やキャンペーンなどで変動しますので記載していません。
※印刷価格は、繁忙期になるほど高くなる傾向があります。
ラクスル
オススメ度：
ビスタプリント
オススメ度：
BEST PRINT（ベストプリント）
オススメ度：
チラシ印刷が初めての場合
発注の手順について、ご質問をよくいただきます。
そのため、手順を解説した記事を作成しました。
一般ユーザーに最も人気の高いラクスルでの注文手順を丁寧に解説しています。
必要な方は参考にしてみて下さい。
チラシが完成した後は
お疲れさまでした。
これでチラシの制作手順は終了です。
やったぁ！博士！
チラシができたよ！
うむ！よくやった！
しかし、これで終わりではないぞ！
集客するまでがチラシじゃからの。
この後は何があるのでしょうか？
チラシは作れば終わりではありません。
印刷したチラシを、どうやって配布するか？
チラシの反応が悪かった場合は何が原因なのか？
様々な要素を考える必要があります。
今回、チラシを作ったことは集客への大きな一歩です。
まずはお客様の反応を楽しみに、あなたが自作したチラシを撒いてみましょう！